2018/03/31(土)ウィルスフリー培養研究の成果
2018/3/31 カテゴリ: 研究
自然薯のウイルス病による収量低下
※生産者向け(家庭菜園の方含む)の内容になっています。
自然薯が圃場(畑)で栽培されるようになったのは、地中に塩ビパイプを設置してパイプの中で生育させる栽培方法が開発されたからである。その後、いろいろな形状や栽培方式が開発され、全国各地で栽培されるようになった。しかし年を追う毎に大きな問題が浮上してきた。アブラムシが葉に寄生し吸汁によるウイルス病が蔓延するようになり、イモが肥大せずに収穫量が減少するようになったのである。病原は、ヤマノイモモザイクウイルスと言われるウイルス病である。感染した場合の症状で最も分かりやすいのは、葉の変色である。緑色の葉が部分的に色抜けしてくる症状で、モザイク柄のように見える。
健全な葉とヤマノイモモザイクウイルス病の葉の比較画像